誰よりも君を愛す



■8

「ちょ、やめて下さい」
 ツナの手がジーンズ越しに獄寺の性器を握り込み、質量を確かめてくる。
 獄寺は酒の酔いに身を任せぼんやりしていたせいか、ツナの言葉や行動よりも股間から伝った快楽の芽でやっと反応した。のし掛かるように密着された小さな身体を押しのけると、ツナはきょとんとした表情になった。
「遠慮しなくていいよ? オレ、やり慣れてるし」
「いえ、そう言う事じゃ、なくっ、てっ!」
 ツナは鼻歌まじりの気軽さで獄寺のベルトを外し、素早くジッパーを下ろした。獄寺の制止も間に合わず、下着の中に手を差し込まれる。
「あっ!」
「……わぁ」
 手汗からなのかツナに触れられるとひやりとして、瞬間身がすくんだ。
「沢田さんっ」
 ツナの手を退けようとしても、ツナは空いている方の手で獄寺の動きを邪魔してくる。その間にもツナの右手は器用にうごめいて、敏感な先ばかりか裏筋や袋まで扱かれ息が乱れた。
「……濡れてきたよ」
 身体は正直だねと、ツナが含み笑いを零す。その小悪魔な微笑みで見つめられると羞恥心が込み上げて、獄寺は視線をそらした。
 滲み出た体液でツナの指の動きがなめらかになる。下着の中に湿っぽい熱が籠もり、乱れる呼吸までもが熱かった。
 どんなにダメだと理性で戒めても、ツナは綱吉と同じ存在だ。「沢田綱吉」に求められるのは嬉しい。ましてや、異世界のあるじは獄寺の欲求不満を慮り気遣ってくれているのだから、本気で拒否するのは申し訳ない気がした。
 それに――。
「…………変だな。大きくならないや」
 慣れていると言うだけあって、ツナのテクニックは的確で無駄がなかった。普段の状態なら、綱吉にお預けを食っている分こらえ性無くすぐに反応を返しただろう。
「……沢田さん。お気持ちはとてもありがたいんスけど、オレ……酒飲むと勃たないんス……」
「うそ! だって獄寺君なら――」
 言葉の続きはきっと、「ビール三本くらいなら全然平気」なのだろう。綱吉が弱い酒をツナはジュースのように飲んでけろりとしているし、飲酒に関しては同じ存在でもかなり違いがあるようだ。
 体質にもよるが飲酒をするとむしろ性欲が増す者もいるらしい。獄寺はツナの落胆ぶりから、最初からこの流れを作るために酒を勧められたのではないかと思った。
 途端に今まで何度も感じてきた違和感で目眩がした。何度もおかしいと思いながら、何がおかしいのか分からずに曖昧なままで置いてきた記憶の欠片が、己の内部で激しくバラバラに旋回している。もう少しで納得のいく答えを組み合わせられそうだと思った時、新たな刺激に思わず悲鳴じみた声がでた。
「さっ、沢田さん、なにして――やめて下さいそんな事ッ」
 得体の知れぬ感覚に気を取られていたら、諦めたと思ったツナに萎えたままの性器を口に含まれ舐め回された。手で弄られるよりも鮮明な快楽で、身体がビクつき腹筋に力が入る。
 獄寺がツナの奉仕から逃れようと身を捻って後退っても、ツナは腕を獄寺の身体に巻き付け銜えたまま離れない。
「さ、沢田さん、お気持ちだけ頂いておきますから、もうやめて下さいっ」
 情けない声で懇願してもツナはいやいやと首を振り、小さな口内で舌先を器用に伝わせてくる。その姿は酷く健気でいかがわしい。勃たなくとも奉仕される性器からは快楽を感じるし、直接の刺激以上に視界に入るツナの姿で興奮してしまう。もし酒を飲んでいなくて勃起していれば、勢いに流されて小さなあるじを抱いてしまっていたかも知れない。まさに獄寺にとっては飲酒していたからこそ、回避出来うる危機だった。
 しばらく獄寺の下半身へ顔を伏せていたツナだったが、どう頑張ろうと思いどおりにならないと知ったのか、顔を上げるとほろほろ涙をこぼした。
「どっ、どうしました!?」
 獄寺は焦った。無理にツナを押しのけようとすると噛まれそうで恐ろしく、どうやっても勃たないと分かるまでは納得しないだろうと諦めて身を任せていたが、ツナが諦めるまで待ったのは失敗だったかもしれない。今更引くに引けずムキになっての行動だったかもしれないのに、何故気が付かなかったのだろうと我が身を罵っていると、ツナはしゃくり声を上げた。
「……ど、しよう……オレ……もう我慢出来ないのに」
「……へ? な、何がですか?」
 獄寺は優しい動作でか細い身体を引き上げ、ソファーに座らせる。ツナは大きいTシャツの裾を両手で引っ張り、ハーフパンツの下半身を不自然に隠した。それで獄寺にも分かってしまった。
 ツナは獄寺への奉仕で反応したのだろう。しかし、普段自慰をする気にもならないほど隼人に強請られているのなら、いつもと違う状況に戸惑っていても仕方ない。
「沢田さん」
 ツナの横に座り、獄寺は幼い身体を抱き寄せる。途端にツナが身を硬くして、先ほどまでの大胆さとの違いに驚き、すぐ納得した。どんなに経験を積んでいても、ツナはまだ中学生だ。異世界にいる不安はもちろんの事、隼人とは違う獄寺にも本当は戸惑いや恐れがあったに違いない。それを悟られないようずっと平気な振りをしてきたのかと思うと、申し訳ない気持ちと愛おしさで自然にツナの額へ唇を寄せていた。
「は…やと、くん」
「泣かないで下さい。そっちのオレほど上手く無いかもしれませんけど、オレで良ければお手伝いしますから」
 頬を伝った涙の跡にも軽く口付けると、ツナはやっと身体の力を抜いて獄寺に凭れてきた。獄寺は柔らかな髪ごと額にキスをしてツナの下半身をまさぐった。思った通りそこには小ぶりながらも硬くなった性器がある。服越しに触られたツナは熱い吐息を零し、獄寺に抱きついてきた。
 直接素手に握り込むと、ツナの性器はもう竿の部分にまで体液を零していた。ぬめりを助けに扱き、ツナの表情を確かめながら敏感な先端や袋の方へ指を伸ばす。
 獄寺の手の動きに、ツナは恥ずかしいのか声を殺し喘いだ。
「んっ……ん……ふ」
「……いいですか?」
 表情を見れば悪くはないと知れても、ツナの経験値の高さや己の綱吉に対するヘタレっぷりを顧みると、どうしても問いたくなる。
 ツナは首までバラ色に染めて小さく何度も頷いた。
「うっ……ん……き、もち、いいよ……あっ…ああっ」
 羞恥心が薄くなったのか、ツナは腰を浮かして獄寺の手に擦り付けてきた。素直な反応がたまらなく可愛くて、獄寺は口の端をつり上げる。
 もっと気持ちよくして差し上げたいと思う一方、冷静な部分でこれは浮気になるのだろうかと自問する。けれど、今の獄寺はツナに対して愛おしさがあるだけで劣情はない。先ほどのツナへのお返しと部下としての勤めだと思えば、許されるだろうと己を納得させた。
「あっ…んっ…隼人……く、ん」
 愛撫に身を任せていたツナが、突然ソファーの上で膝立ちになり獄寺の足の上に跨ってきた。向かい合わせて両腕を獄寺の首に回し、いわゆる恋人座り状態になって一層身を擦りつけてくる。
「キスして……」
 言葉の途中で唇を寄せられて、獄寺はとっさに顔をそむけた。途端にツナの眉尻が下がり泣きそうな顔になる。
「なんで……?」
「すみません。それはちょっと……勘弁して下さい」
 既に不意打ちを食らって二度も奪われてはいても、獄寺にとって唇へのキスはやはり特別な物だった。額や頬にならまだしも、唇へは唯一の恋人で主君の綱吉にだけ、最愛と忠誠を持って捧げたい。
「……じゃあ、口でして」
 獄寺の意志が揺るがないと見るや、ツナは腕の拘束をほどき身を離した。ソファーに寝そべるように座り直されて、獄寺は何を求められているのか理解した。
 キスを強請った頃までは、ツナは大胆な中にも恥じらいの色を見せていた。それが獄寺が拒むとすぐに熱が引いた冷静な声で指示をされて、戸惑わずにはいられない。まるで獄寺の愛撫に身を委ね甘い吐息を零していた事さえ、全て演技だったのではないかと背筋が冷たくなる。
「……脱がしてくれる?」
 獄寺は請われるまま、溢れた体液のせいで所々生地の色が濃くなったハーフパンツに手をかけた。下着ごと全部脱がせて、迷いなくそれを口にする。
 見た目だけでなく、口内でしゃぶった感触や味わいは中学時代の綱吉と同じで懐かしくさえある。綱吉が好きな所や弱い場所を丹念に攻めると、ツナの息が乱れ偽りでない興奮状態を教えてきた。





 ソファーに深く座り直し、獄寺は腹の底から長いため息をついた。
 リビングの時計を見ると既に日付が変わっている。風呂上がりに酒を飲みながら恋愛相談をしていたまでは良かったが、獄寺の現状に同情したらしいツナが誘いをかけてきて――。それからの事は獄寺の心身共に多大なる疲労を与えた。
 獄寺としてはあくまでツナの手伝いをするだけのつもりだったのだが、ツナは何度も獄寺を誘い、自らの指で開いた場所へ入れて欲しいとせがんできた。その淫靡な姿態や泣き顔を見ているとかなり気持ちはぐらつき、しかも酒が抜けてきた身体の反応もあって獄寺は理性を保つのに必死だった。どうにか半ば無理矢理イかせて後始末をし、眠り込んだツナをベッドに寝かしつけたものの、踏みとどまれた自分を心底褒めたい気持ちと、二度とないチャンスをフイにした後悔が拭えない。
 明日、ツナはいなくなってしまう。獄寺がツナを抱いても、それを綱吉が知る事はない。それなら。こんなにも未練を感じるぐらいなら。誘われるまま一度限りの事として割り切れば良かったのだ。
 けれど、未練よりも何よりも、綱吉を裏切る事は出来なかった。ツナの話をして綱吉に何もなかったのかと追求されたら、しらばっくれる度胸も騙し通せる自信もない。同じ「沢田綱吉」であったとしても、綱吉とツナは違う。綱吉は嘆き悲しみ、過ちを犯した獄寺を許してはくれないだろう。
 獄寺は力なくソファーに凭れていたが、その姿勢を保っているのも億劫でずり落ちるようにして横になった。だらしない格好のままジーンズの尻ポケットから携帯を取り出す。綱吉の電話番号へかけてみるが繋がらない。電源を切られているだろうとは思っていたが、無性に寂しかった。
 獄寺はメールの受信トレイを開くと、綱吉からのメッセージを読みなおした。綱吉からのメールは全て保存してある。今日の(既に日付では昨日の事だが)1時間目は自習になったからというメッセージに始まり、確認事項や伝言などの合間に、以前喧嘩した時の綱吉からの詫びの言葉やささやかな愛の文字を見つけ、目頭が熱くなった。
 あの夜以前の綱吉からのメールには愛の言葉が溢れていた。メールだけでなく言葉や態度にも、綱吉は獄寺を好きだと、君だけだと真っ直ぐに伝えてくれていた。
 それがどうして変わってしまったのか、獄寺には分からない。ツナの助けを借りても打開策が見つからないのなら、もうずっとこの状態が続くのかも知れない。ツナに相談に乗って貰った時に湧いていたささやかな希望は、今や諦めに近い絶望感に変わっていた。
 綱吉がボンゴレボスに就任するまでと言う期限付きの関係だというのに、恋人と言うには不確かで不安すぎる。早い場合はあと数年で別れの日が来てしまうのに、今のままではとても物わかりよく身を引けそうになかった。
 獄寺は身体を起こし、綱吉用のブランケットを探してきた。悩みすぎたせいか眠気は余り感じなかったが、とにかく身体を休めようとソファーで寝床作りをしていると、ソファーの背もたれと座る場所の隙間に何やら挟まっている物を見つけた。
「……ん?」
 取り出すとそれはライターほどの大きさで、ONとOFFのスイッチと1から5の数字が付いたジョグダイヤルがあった。何気なくONを押すと、途端に静かな部屋にガサガサと物音が響いた。
「なっ、なんだ?」
 慌ててOFFを押すと物音が止まる。獄寺は物音がしたリビングの端へ向かった。そこに置いてあるのはゴミ箱で、念のためにもう一度ONを押すと、やはりゴミ箱がガサガサと騒いだ。
 獄寺はスイッチを切って動かなくなったゴミ箱の中身を取り出す。それは初日ツナの身に付けられていた卑猥な玩具で、ゴミに出すためにコンビニの不透明な袋に入れておいた物だった。
「……コントローラー、か……」
 この手のたぐいの物は取り扱った事がないのでよくは分からなかったが、間違いなさそうだ。
 獄寺は手の中の物体を見つめる。それまで何度も感じた脳内の幕が取り払われ、やっと答えが見つかった。ツナの態度に感じていた違和感や不可思議な出来事、気にも止めていなかった小さな引っかかりがすべて繋がった気がした。
 むろんそれが真実とは限らない。しかし、獄寺は確信を抱いて証拠の品をジーンズのポケットに入れた。朝になってからツナに確かめようと思うと、余計に気が昂ぶって眠れなかった。





 寝付かれないまま朝になり、獄寺はシャワーを浴びて制服に着替え身支度を調えてから近所のコンビニへ出かけた。自分だけなら朝食は食べなくてもいいのだが、ツナにはそんな訳にもいかない。適当にサンドイッチやおにぎりを選び、スウィーツのコーナーで以前綱吉が美味しいと食べていたプリンとゼリーを買った。
「沢田さん、沢田さん。ちょっと早いですけど、朝飯買ってきたんでいかがですか」
 気持ちよさそうに寝息を立てているツナを起こすのは躊躇われたが、獄寺の都合もある。今日こそは綱吉を迎えに行きたいし、その前にツナに確かめておきたい事があった。
「……ん、もう朝…?」
「早くにすみません。ちょっと今日は早く出ようと思って……」
 ツナはとろりとした眼で獄寺を確認し、弱々しい声を漏らした。
「……あたまいたい」
「えっ! だ、大丈夫ですか?」
 獄寺は慌ててツナの額へ手を当てる。特に熱はないようだったが、昨夜風呂上がりで長々話し込んだり半裸になって汗をかいたりで、風邪を引いたのかも知れない。
「薬――いや、その前に何か食わねーと。沢田さん、食欲はありますか?」
 ツナはわずかに頭を振った。
「プリンとかゼリーならどうですか? さっき買ってきたんです」
「……ゼリーがいい」
「じゃあ、ちょっと待ってて下さい。すぐお持ちしますから」
 獄寺はキッチンへ走り冷蔵庫から件のゼリーとミネラルウォーターのペットボトルを取り出す。次いでスプーンとグラスをトレイに用意して、小さな薬箱を漁った。綱吉が持ってきたり自分が買った薬の中に風邪薬があったはずで、丁度『風邪の引き始めに』と説明の付いた頭痛も発熱もカヴァーする錠剤の小瓶を見つけ安堵した。
 ゼリーを食べたツナに薬を飲ませ念のために体温計を渡すと、ツナはゴメンねと呟いた。
「オレ……隼人君に迷惑ばっかりかけてる」
「そんな、お気になさらないで下さい」
「……隼人君」
 布団の中からツナの手が伸びてきて、獄寺は安心させるために握った。
「オレ、隼人君が学校から帰ってくる前にいなくなると思うんだ。隼人君には迷惑一杯かけて悪いんだけど……今日は一緒にいてくれない?」
「はい。お側にいます」
 迷ったのは一瞬で、獄寺はすぐに頷きツナの小さな手を握りしめた。
「タオル冷やして来ます」
「……うん。ありがとう」
 獄寺はツナを安心させるために何度か柔らかい癖毛を撫でてからリビングへ向かった。綱吉に今日は学校を休みますとメールを打ち、迎えに行けない事と昨日の事への詫びを書いて送っておいた。一刻も早く綱吉に会いたい気持ちはとめどないのだが、病気で気弱になっているツナを放ってなどおけない。
 獄寺は制服のポケットに移しておいたコントローラーを取り出しゴミ箱に捨てた。ツナに確認したい事は色々あったが、もうどうでもいい気がした。体調を崩して寝込んでいる子どもを問いつめるのは気が引けるし、ツナはもうすぐこの世界からいなくなるのだ。ならばせめて残された時間は、この世界で過ごした体験がいい思い出になるようにしたかった。
 洗面器に水と氷とタオルを入れ寝室に運ぶと、ツナは布団をすっぽりかぶって眠っていた。
「……沢田さん、熱は何度でしたか? 微熱ぐらいでも濡れタオルで冷やした方が気持ちいいと思うんですが」
「……隼人君」
 獄寺の呼びかけにツナは顔だけ覗かせた。先ほどのように手を伸ばされたので握りしめると、そのまま引っ張られる。
 布団の中のツナを潰さないようにベッドに乗り上げると、布団がめくられてツナに抱きつかれた。
「さ、沢田さん?」
 ツナは裸だった。病人とは思えない力で首に腕を絡められる。
「隼人君がエッチしてくれたら、治ると思う」
 間近に真剣な顔で伝えられ、獄寺は苦笑するしかなかった。
「仮病を使ってまで誘って頂けるのは光栄ですが、お断りします」
「どうして? オレ魅力無い? 獄寺君に色々されちゃって使い古しだから、その気になれない?」
 涙を浮かべたツナに、獄寺は胸が詰まった。
「そんな酷い事、ご自分で仰らないで下さい。もしそちらのオレが言ってるのなら半殺しにします。沢田さんは可愛いのに渋くて優しくて、エロくて積極的な所も魅力的な素晴らしい人ですよ」
「だったら、どうして……。オレ、君が好きだ。突然やってきて迷惑かけたのにすごく親切にしてくれて、優しくて、オレ、ホントにここの世界のオレが羨ましいって思ったんだ。嘘をついて騙したのは悪いと思ってるけど、そうでもしないと隼人君はオレといてくれないだろ? もうあんまり時間が残ってないのに、このままお別れなんて嫌なんだ。君にお礼がしたいしずっとオレを忘れないでいて欲しい。だから――抱いて欲しいって言っても、それでも、ダメなのかな?」
 ツナに涙目で縋られ切々と訴えられると、やはり多少気持ちがぐらついてしまう。けれど、気持ちは決まっていた。
「あなたはオレの沢田さんじゃありません。オレの恋人はこの世界の沢田さんだけですし、あなたは別世界のオレの、恋人ですから」
 獄寺の言葉に、ツナは大きな目をそれ以上に見開いた。



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□20071014 up