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■2 獄寺が為すすべなく固まっていると、少年はしまったという顔で身体を離した。 「ビックリさせちゃってごめんね獄寺君。オレ、沢田綱吉だけど、別の世界の人間なんだ」 「……別の世界…?」 「うん。オレの世界には異次元バズーカって言う物があって、それを使うと別の世界に行っちゃうんだ。ここの世界のランボって何バズーカ持ってるの?」 俄には信じられない話だったが、ランボの十年バズーカの特性を思えばあり得ない話ではない。 「じゅ、十年バズーカ、です」 「じゃあオレが前に行った世界と同じかも! 前にオレが異次元バズーカ使った時は獄寺君がもっと大人でマフィアになってたよ。その時の獄寺君も十年バズーカの話してくれた」 ニコニコと屈託のない少年はかつての綱吉と同じで、獄寺は懐かしさと愛おしさが湧き上がり、少年の話す事は本当なのだとあっさり信じてしまう。 「すっげえっスね! 別の世界の10代目なんスか!」 少年(以降ツナ)は獄寺があっさり受け入れた事に声をあげて笑った。獄寺がしばらく見ていない、心からの笑顔で。 「やっぱり獄寺君はどこに行っても獄寺君だ。あのね。大人の獄寺君も最初は声も出ないくらいビックリしてたけど、オレが異次元バズーカの話したらすぐ信じてくれて、すげーすげーって大騒ぎだったよ」 世界が変わっても自分の性質は同じなのかと、獄寺はちょっとだけ恥ずかしくなった。 だが、この奇跡的な出会いの前では些細な事だ。 (別世界の10代目がオレの目の前にいるなんて…! なんてかわいいんだ! 別世界だろうと10代目の魅力は不変の物なんですね! 10代目ぇ…!) 激しい感動に浸った獄寺は、瞬間血の気が引いた。 十年バズーカは撃たれた者が10年後の本人と入れ替わる。それならば異次元バズーカは異次元から来たツナの代わりに――。 とっさに辺りを見回し、獄寺はソファーの上に投げられたままの携帯をつかみ取る。震える手でアドレスを開き、綱吉の名前を選んだ。 コール音が一回。二回。余りの長さに気が狂いそうだ。 『……何か用』 途切れた呼び出し音の代わりに聞こえたのは、無愛想な綱吉の声だった。 「10代目! ご無事ですか? 何か変な事とか無かったですか? 今ご自宅ですよね?」 『……なに? どうしたの獄寺君』 獄寺の取り乱しように驚いたのか、ぶっきらぼうだった綱吉の声は普段の物に戻っていた。 「大丈夫だよ獄寺君。異次元バズーカは使った者しか別世界には行かないんだ」 ツナが慌てて説明するが、獄寺には電話越しの綱吉の声しか耳に入らない。 「10代目10代目ホントに10代目ですよねご無事ですよね」 綱吉が無事だと思うと嬉しくて涙が込み上げた。 『ホントにどうしたんだよ。獄寺君こそ大丈夫なの?』 労りを感じさせる声に、獄寺はズビっと鼻を啜り上げる。 「10代目、オレ、今日はすみませんでした。オレあなたに無神経な事を――今からそちらに伺ってもいいですか。会いたいんです10代目」 『……そんなの…好きにすればいいだろ』 言い方は素っ気なかったが、獄寺にはありありと綱吉の表情が想像できた。綱吉は視線を逸らしちょっと頬を染めているはずだ。 獄寺は綱吉から許可をもらえ、仲直りの手応えも感じて気持ちが高揚した。 (今すぐ10代目を抱きしめてキスしたい…!) 一方、獄寺が綱吉と電話中、ツナはあれこれと獄寺に話しかけていた。十年バズーカの特性について、心配はいらないのだと何度伝えても、獄寺は電話越しの綱吉に夢中でツナの存在そのものが無かったかのようだ。 ツナはあどけない顔を強ばらせ、唇を噛みしめた。 「じゃあ、あのっ、これからすぐ伺いますんで! あのっ10代目!」 『聞いてるよ。ちょっと落ち着いてよ』 呆れかえった綱吉の声に少しだけ笑いが混じっている。これは僅かに眉を寄せたしょうがないなぁという顔だ。愛おしさが溢れて、獄寺は正直な気持ちを伝えた。 「10代目大好きです! 誰よりも、あなたを愛してます…!」 『…………うん。オレも大好き。……愛してる』 久しぶりに貰えた愛の言葉に、獄寺は昇天するかと思った。 「ああああのじゅじゅーだいめっオレほわう!?」 突然ツナに体当たりをかまされて、隙だらけの獄寺はソファーにひっくり返った。 『どうしたの獄寺君!?』 奇声を残し、途切れてしまった会話を不審に思った綱吉が、電話の向こうで声を荒げ尋ねてくる。 『獄寺君! 返事して! どこにいるの?』 獄寺は綱吉に返事出来なかった。何故なら、ソファーに押しつけられ、のしかかったツナに唇を塞がれていたのだ。 「んう――!?」 突然ツナに押し倒された上にキスされて、しかもツナの舌が入り込んで、かわいらしい顔からは予想だにしないテクで翻弄されて、思考が止まりそうになる。しかもすり寄せられたツナの身体は熱く頬も朱に染まり、性的興奮状態にあるのが分かって、綱吉ではないというのに獄寺の身体にスイッチが入った。 (ちっちゃい10代目はすげ――!) 『獄寺君! 獄寺君! 返事して――っ!』 耳元の携帯から獄寺の愛する綱吉が涙声で叫んでいる。途端に欲情に燃えた身体が冷たくなった。 (10代目が泣かれて…オレのせいで…!) 「ぶはっ!」 獄寺はどうにか口付けから逃れ、なおもしがみついてくるツナを乱暴に押しやり叫んだ。 「10代目大丈夫です! オレは無事です! 泣かないで下さい!」 『獄寺君何があったの? どこで何してんだよぉ』 「そ、れがあのっ駄目です10代目っ!」 『……はぁ?』 迫ってくるツナを押しのけようとするも、片手でしかも押し倒された体勢からは難しい。うっかり目の前のツナを止めるための言葉を綱吉に聞かれてしまった。 『ねぇホントにどうしたの獄寺君』 「あああああのっ、襲われてっ、ねこっ、ねこに襲われてましてっ」 『……猫?』 気まぐれな綱吉は猫のようだと思っていたせいか、とっさにツナを猫と言ってしまった。 「ああああの10代目っ、オレは大丈夫ですからっ、あとでかけ直しますっ」 綱吉が何か言いかけた気配があったが、今はとにかく目の前のツナに対応しなければ会いに行くどころではない。 「どうしたんスか10代目!」 通話を切り起きあがる。両手でツナの身体を押しのけてそれ以上近づけないようにすると、ツナはみるみる大きな目に涙をためた。 「だって、獄寺君、オレがいるのにっ……。オレ、別世界に来ちゃって不安なのに、ちっともオレの話聞いてくれないし、これからここのオレに会いに行くって言ってるし、オレどうしたらいいんだよぉ……」 ぐしぐしと泣かれて、綱吉との電話に夢中でツナを忘れていた事に気が付いた。綱吉に電話でき、この分なら簡単に仲直りも出来そうな手応えはツナのおかげだ。 「す、すみません10代目。オレ、今日の帰り、10代目と喧嘩になって、お詫びの電話をしようとしてたとこに、あなたが来られたもんだから、その…」 尚も啜り上げるツナに、獄寺は居たたまれなくなってソファーを飛び降りフローリングの床に土下座した。 「申し訳ありませんでした!」 そのまま床に頭を付けていたら、ツナが少し笑った気配がした。 「……やっぱり、獄寺君はどの世界でも同じだね」 獄寺は冷蔵庫から綱吉用に置いてあるコーラ取り出し、綱吉に出す時のように氷入りのグラスに注いだ。自分用にはミネラルウォーターのペットボトルだ。 「……どうぞ。お嫌いで無ければいいんですが」 リビングのテーブルにコトリと置くと、ツナは顔を上げた。渡したタオルで半分隠れていたが、少し落ち着いたのか涙は見えなかった。 「……ありがとう」 鼻を啜りながらもツナがグラスに手を伸ばしたので、獄寺は少し空間を空けてツナの隣に座わり、ペットボトルのキャップを開けてそのまま飲んだ。 「……それ、うちの獄寺君も好きでよく飲んでる…」 ツナの視線はペットボトルのラベルに見入っている。近くのコンビニで買えるミネラルウォーターは何種類かあるが、獄寺は硬水の喉越しが好きなのでいつも同じメーカーだ。 「やっぱ住む世界が違っても、好きな物は変わらないって事っスかね」 「……どうだろう。全く同じなら、別世界なんて存在する意味があるのかな」 ツナは寂しそうに意味深な事を言う。 幼い顔に似合わない影が気になったが、獄寺は綱吉の事も気になっていたので、なるべく早くツナの不安を緩和する事にした。 「…異次元バズーカの特性なんスけど、ホントに10代目――ややこしいのであなたの事は沢田さんと呼ばせてもらいます。影響があるのは沢田さんだけで、10代目には何も無いんスよね」 「うん。そうだよ」 ツナの話によると異次元バズーカの効果は約三日間で、別世界に飛んだ人間は一所にとどまって動き回らない方がいいらしい。 「オレの場合、獄寺君の家から出るとやばいと思う。ランボの話を聞く限りだけど、広範囲をうろちょろするとそれだけ元の世界に戻れるのに時間がかかるみたいなんだ。使い方がよく分からなかった頃は、ランボ、五日とか長い時は十日とか帰ってこなくて心配したんだよ」 「アホ牛がいなくなるなんて、異次元バズーカは素晴らしいっスね!」 獄寺が本気で言うと、ツナはやっぱりここでも仲悪いんだ…と小さく一人ごちた。 「異次元バズーカは使った人間が会いたい、別世界の人に会わせてくれるんだ。ランボはよく泣いてる時に使うんだけど、お母さんに会ってるみたい…。ランボのお母さん、オレの世界ではもう亡くなってるから…」 「……そ、うなんスか…」 生意気でうざったいとしか思えないランボは、ボヴィーノファミリーの殺し屋とは言えまだ子どもだ。母に会いたいと願うランボの気持ちを思うと少しだけ切なくなった。獄寺も母親を幼い頃に亡くしている。よく覚えてはいないが、いつも優しくて暖かだった気がする。もし異次元バズーカが手元にあれば、自分も一度くらいは母に会いたいと願うかもしれない。 「……て事は、じゅ――沢田さんは最初の時も今回も、オレに会いたいって思ってくれたって事っスか?」 「最初の時は偶然的な感じだったけど、今度はそうだよ。オレ、君に会いに来たんだ」 熱のこもった瞳で見つめられ、獄寺は居心地悪く身じろぎした。何しろ不安でテンパっていたとは言え、ツナは獄寺を押し倒し濃厚なキスを仕掛けてきた。華奢で可憐としか言えない姿は昔の綱吉と同じなのに、エロくて積極的だなんて、まるで獄寺の妄想世界の綱吉が現れたのではないかと、いたたまれない気分になる。 「そ、それはなんつーか光栄っス。オレも沢田さんにお会いできて嬉しいです」 照れ隠しにニカッと笑うとツナは腰を上げ、獄寺にピッタリくっつくように座り直した。 「……前に会った大人の獄寺君もカッコ良かったけど、今の獄寺君はオレの獄寺君より――ややこしいからオレも君の事は隼人君て呼んでいい?」 密かに夢だった名前呼びをされて獄寺は赤面し、お好きなようにとひっくり返った声しか出せなかった。ツナはそんな姿に頬を染めうっとりとした表情になる。 (なんかスゲェやばい感じ…) 「あああああのっ沢田さん。いくらテンパってたにしてもあーゆー気の引き方っつーか、注意の向け方はですね、あまり宜しくないと言いますか、不適当と言いますか、その…」 「隼人君だからだよ……。オレ、誰にでもあんな事してる訳じゃない。 ……隼人君は獄寺君より背も高くて大人っぽいけど可愛いって言うか、優しいし、オレ……ずっとドキドキしてる」 するりと自然に腕を首に回され、今にもキスできる顔の距離で囁かれた。 「ねぇ……オレの事、……どう?」 「どっどど、どうと仰いましてもっ」 これが獄寺の妄想世界の綱吉なら簡単だ。獄寺は誘ってきた肢体を抱きしめ口付けて、ソファーに押し倒せばいい。綱吉は拒まない。それどころか獄寺の望みを全て叶えてくれる。何度欲望を突き立てても、どんな恥ずかしい格好をさせても許して受け入れてくれるのだ。 「……オレ、隼人君ならいいよ」 獄寺が抱きたいのは綱吉だけだが、別世界とはいえ同じ綱吉に迫られて断るだなんて、失礼になるのではと気持ちが激しくぐらついた。 それを咎めるように甲高い電子音が鳴り響く。テーブルに置いた獄寺の携帯電話が早く出ろと騒いでいた。相手は見なくても分かる。獄寺の携帯電話の番号は綱吉とリボーンにしか教えていない。そしてリボーンからは滅多に掛かってこない。 あとでかけ直すと言ったくせにいつまで経ってもかかってこないので、綱吉が焦れたのだと思うと申し訳なさと同時に怒り狂っている姿も想像できて、獄寺は震え上がった。 慌てて携帯に手を伸ばすと、先にツナが取り上げた。 唖然とする獄寺を尻目に、ツナは携帯の液晶画面で相手を確認したのち、えいっと呼び出し音を切ってしまう。それどころか電源まで落とされ、後ろ手に隠された。 「ちょ、何やってんスか! 返して下さい! 10代目からの電話なんスよ!」 せっかく仲直りの目途が立っていたのにこれでおじゃんだ。 「やだ! 電話に出たらまた隼人君オレを置いて出て行っちゃうだろ」 綱吉にいらない誤解をされてまたもめるのかと思うと、どんなに愛くるしい姿であろうとツナの仕打ちに苛ついた。だからといって無理に携帯を取り戻そうとすると、ツナを傷つけてしまうかもしれない。愛する人は綱吉だが、別世界のツナも同じ沢田綱吉なのだ。また涙目になったツナを蔑ろには出来なかった。 「……沢田さん。携帯は返さなくてもいいです。その代わり、1時間だけオレが10代目に会いに行く事を許して下さい。どうしても会わないと拙いんです。それに10代目の家に行けば10代目やリボーンさんにあなたの事を相談して、あなたにもっと有益な情報とか方法とか、何か得られると思います。だから、」 「ダメだよ! オレの事は絶対誰にも言っちゃダメ! 隼人君以外の人にオレの事や異次元バズーカの事知られたくない。前に大人の獄寺君に会った時は、獄寺君が誰にも会わせたり話をしたりしないでいてくれたから三日で帰れたんだ。前と違った事をして、帰れるのが遅くなるだけならいいけど、もし元の世界じゃないところに行っちゃったりしたら……怖いよ…」 小さな身体を震わせ縋るように見つめられると、もう獄寺は観念するほか無かった。 「……分かりました。どこにも行きませんから、携帯返して下さい。10代目に今日はもう会いに行けませんと連絡しておかないと、心配されますから」 「……ホントにどこにも行かない? オレといてくれる?」 「はい。約束します。オレはあなたに嘘はつきません」 そう言うとツナは渋々とだが携帯を返してくれた。 獄寺は急いで電話をかけたが聞こえてくるのは、冷たい機械音の案内。電源を切られる事は予想済みだったので、今度は家にかけてみる。すぐに受話器を取ってくれた綱吉の母は、ツナはさっき出かけちゃったのごめんなさいねと申し訳なさそうな声を出した。居留守を使われたかとも思ったが、綱吉の母はむしろ綱吉がそんな事を頼めば叱るタイプだ。おそらく獄寺が家に電話をかけてきても出ないですむように、本当に出かけてしまったのだろう。 獄寺は綱吉の母に今日はそちらに行けなくなってしまったのでと、お詫びの言葉を伝えて貰えるよう頼んだ。 通話を切ると自然と深いため息が出た。この分だと明日は今日より大変な事になりそうだ。 「……ご、めんね……オレが…わ、がまま言った……せ、いで」 「……いえ。しょうがないっス」 震えてか細いツナの声に、また泣かせてしまったと途方に暮れていると、ツナの様子がおかしい事に気が付いた。 ツナの顔には涙の代わりに薄い汗が浮かんでいた。頬も耳も首まで赤らめブルブル震え、その身体を押さえ込むように自分で抱きしめている。 「沢田さん、どうしたんですか。顔、真っ赤ですよ」 「さ、わら……ない、でっ」 獄寺が差し出した手を緩慢な動きで払い、ツナが後ずさる。 「んっ…ふ」 何かを堪えるように顰められた眉。体温の上昇に伴う紅潮。震える身体。我慢しきれずに零れる吐息。まるで身体の内から込み上げる欲望に飲み込まれるのを抗っているような危うい色香が、隠しきれずに見え隠れする。 「あっ!」 ビクリと大きく身を強ばらせ、ツナはその場にへたり込んだ。 「沢田さん! しっかりして下さい!」 「…だ、めぇっ…」 触らないでくれと払う腕には力が無くて、獄寺はツナの意志を無視して抱き上げるとソファーに横たえた。そして触れ合う距離になって、ツナの身体から微かにモーター音を聞いた。 (まさか…) ツナの様子から想像したのはとてつもなく卑猥な代物。幼いツナの身体には不釣り合いとしか思えない陵辱者の影。 「……失礼します」 獄寺は断りを入れると、形ばかりに拒むツナの手を退けて衣服をはだけさせる。シャツの前ボタンを外すと紅潮して淡いピンク色に染まった肌が現れた。かわいい胸の蕾がぷっくりと膨らんで舐めて欲しいと主張している。そして、裾を出したシャツが隠していた股間はハッキリと盛り上がり、獄寺の視線に晒されて恥ずかしいのかツナはもじもじと足をすり合わせた。 「やっ…やめて」 獄寺の手がベルトにかかると、ツナはそれまでと違って激しく抵抗した。獄寺はツナの身体に乗り上げ片足で上半身を押さえ込む。 「やだ! 見ないでっ……おねがい…」 顔を覆いしくしくと泣き出したツナに湧いたのは憐憫ではなく衝動だった。獄寺がその気になればどうとでもなりうる、非力な、身体。 ズボンごと下着も脱がせると、そこは獄寺の予想以上の状態だった。 ツナの幼い性器は黒いレザーで出来た拘束具に包まれ勃起していた。そればかりか女性ものの下着を思わせる形の拘束具は、ツナの密かな窄まりにいやらしい動きを繰り返す道具を飲み込ませ、勝手にはき出せないように固定されている。 (誰かが沢田さんの身体を自由に弄んでやがる……) 獄寺の頭の中が冷たい炎で満たされる。ツナが別世界の存在であろうと、殺意を孕んで込み上げたのは紛れもなく、嫉妬だった。 << >> |
□20070214UP |