GAME OF SECRET


   ■3■


 「ゲーム」三日目。
 クラスの者は海馬を無視するのにも慣れてきた。
 寡黙に仕事をする海馬の姿は、社会人の雰囲気が格好いい。安全な所から見ている分には外見が良いため、密かに女子の中で人気を上げていた。
 男達は内心色々思っていても、海馬相手にもめ事は得策でないと割り切っていた。中にはこれを機に海馬に近付いて、いい目を見ようとする思惑の者もいたが、海馬は取り入る隙を作らなかった。
「貴様らにくれてやる時間はオレにはない。今後一切オレに構うな」
 そう海馬に吐き捨てられては諦めるしかないというものだ。
 城之内は遊戯が海馬を無視している姿に、何かを悟ったらしい。皆が驚く程普段どおりに振る舞っている。
 遊戯は初日の件以来、朝の挨拶さえ交わしていない。
(海馬くんが視界に入るなって言ったんだもんね!)
 だが、寂しい気持ちになるのはどうしようもなかった。


「なぁ遊戯、海馬って何しに来てんだ?」
 屋上でのランチタイム、クラスでは親しい部類の井沢が聞いてきた。すでにその事については、男女を問わず勝手な推測が行われていた。しかし、まだ誰も納得出来る答えを見つけられなかった。
 海馬が童実野高校に在籍している事自体不思議な話だが、今の謎は何故急に学校へ毎日来るのかだ。仕事をするなら今までどおり会社へ行くのが一番のはずだ。
 掃除の時間、ゴミ箱を遠くの焼却炉に運んでいる海馬の姿は、生真面目で滑稽ですらあった。しかし、今は恐ろしい。彼の目的が一体何であるのか分からないのだから。
 いつの間にか隣のクラスの男子まで遊戯の返答を待っていた。海馬の噂に興味津々らしい。
 「ゲーム」の事は秘密だ。
「知らないよ。どうせ気まぐれだろ? 何でそんな事ボクに聞くわけ?」
「…だってお前、海馬の友達だろ?」
 井沢の言葉に本田がブホッとむせ返る。城之内はコロッケパンを吹き出した。
「うわっ、汚〜〜い。城之内くん飛ばさないでよ」
 獏良はお弁当を持って少し移動する。
 本田は突っ込みを忘れない。
「海馬が遊戯の友達なわけねーだろ〜」
「え? だって遊戯、海馬によく話しかけてるし、こないだも英語の宿題、やってもらってたじゃないか」
 井沢の疑問に近くで話を聞いていた男達が口をはさんでくる。
「あれか? ライバル同士は友達とは言わねーってヤツ?」
「そういや、武藤って海馬とのデュエルでは、負けた事無いんだってな〜。すげーじゃん」
(ライバルなのはもう一人のボクなんだけどね…)
 真実はどうあれ周りがそう認識しているなら、わざわざ否定する事もない。
「井沢くん、冗談でもそんな事、海馬くんの前で言っちゃ駄目だよ? 恐ろしい事になるぜ〜」
 それだけは忠告しておかなければ大変だ。
「ジュラルミンケースで殴られるかもな」
 苦笑する本田に獏良が「そー言えば海馬くんて…」と、話を広げようとした。
「海馬の話なんかすんなよ! せっかくの飯がまずくなるぜ!」
 それまで黙っていた城之内が堪りかねて怒鳴った。自然に振る舞っていても、天敵の海馬が毎日同じ教室にいる事で、かなりストレスを感じているのだ。
 城之内に気押されて海馬の話は終わりとなった。
 遊戯はウインナーをかじりつつ、海馬の事を考えていた。
(今日もお昼ご飯食べてないんだろうな……)


 「ゲーム」を始めて一週間。
 今や海馬は違う学年の生徒の間でも噂になっていた。
 彼は元々有名人だが、名前を知られている割に姿を見た事がない者の方が多いのだ。
 休み時間になると珍しい物見たさの生徒が教室へやって来る。最初はごく数人でクラスの者も気にとめなかった。
 だが、数が増えてくると次々もめ事が起こり出した。
「うざい」
「一年のくせに生意気だ」
「三年だからって偉そうにすんな」
 内容はささいな小競り合いだが余り気分のいいものではない。
 それだけに止まらず何を間違ったのか、一年生の女子の間で「海馬様ファンクラブ」なるものが結成されたという。
 真の海馬を知る者にはとんでもなく「痛い」話だが、海馬をよく知らない者にとって、彼は身近なアイドルの要素を充分満たしていた。


「社長で頭もすっごく良くって、なんてったってイケメン長身。蒼い瞳が素敵なの〜。……だってー」
 どこから情報を仕入れてきたのか杏子が教えてくれた。
「知らないって事は幸せよね〜。遊戯どうしたの? 変な顔して」
「ううん、何でもない」
(……何だよ。みんなミーハーだぜ)
 遊戯は胸がもやもやしてイライラする。
(……海馬くんを好きになったって無駄だよ。彼はモクバくんしか大事じゃないんだ。それに…)
「ボクの事が好きだって言った…」
 その呟きは小さくて側いた誰にも聞こえなかった。遊戯の心の中に存在するもう一人の遊戯を除いて。

 
 「ゲーム」十日目。
「海馬先輩、これ、良かったらどうぞ…」
 童実野高校一番の美少女と噂の一年生が、手作りと思しきサンドイッチを持って現れた。
 誰が誰を好きになってどうアプローチしようと自由だが、海馬は彼女に気のある男達から妬まれる事になり、美少女は「海馬様ファンクラブ」に加えて、海馬など特にどうでもいい女子まで敵に回した。
「ちょっとかわいいと思って一年が二年の教室で図々しい」
 様子を見守る女子生徒が聞こえよがしに嫌味を言っても、少女は動じない。
「あの、迷惑だったら捨ててもらって構わないんで、受け取ってもらえませんか?」
 とびきりの美少女は俯き恥ずかしそうに包みを差し出した。
「私、料理下手だから美味しくないかも知れないし…」
 その手には絆創膏が貼られてあった。
「でも、初めて誰かのために…海馬先輩に食べてもらいたくって、頑張ったんです…」
 これで受け取らない男がいるだろうか。しかも人前で注目の的になっているのだ。
「なにアレ」
「わざとらし―」
「計算だよね」
 女子がこぞって彼女の行動を批判しても無理無い事だろう。
 海馬は彼女を無視したままだった。自慢の顔も見ようともしない。
「いらねーんならオレが食いたい…」
「うらやましー…」
「ちくしょー」
 教室の内外に、見物人を含めた大勢の思惑とぼやきが渦巻いてくる。
「ゴミなら自分で捨てろ」
 不意に海馬の良く通る声が響いた。
 しばらく彼女は意味が分からなかった。容姿には自信があったし、今まで少女の好意を無下にする男もいなかったのだ。
「え、でも、私、一生懸命…海馬先輩、お仕事忙しくてお昼ご飯も食べられないみたいだから…」
 彼女の涙声に、海馬の性格を知っている者は少し同情した。
 海馬はそれを聞いてやっと彼女を見た。
 少女の顔に希望が満ちあふれる。反感を持つ同性の目から見ても愛くるしい。性格も含め彼女ほど海馬と並べて「お似合い」な美少女もいないだろう。
 皆、口に出さないものの「カップル誕生だ」と、諦めたり納得したりした。
 だが、海馬の目的は差し入れを受け取るためではなかった。
「要らぬと言ったのだが聞こえなかったか? オレは初めて見る得体の知れんゴミが作る物など口に入れる気はないし、ゴミの自己満足に付き合ってやるお人好しでもない」
「……ゴミって……私、ですか…?」
「酷すぎるぞ海馬! 断るにしたって、もっと別の言い方があるだろ!」
 ボロボロ涙を零す彼女に堪りかねて、男の中から非難の声が上がった。
 そうだそうだと男達に交じって女子も口々に責め立てる。美少女を「いい気味だ」と思う反面、「何もこんな人前で恥をかかせなくても…」と思わず同情したからだ。
 海馬はぐるりと周りを見渡すと、意図して盛大に嫌味なため息をついた。
「これ以上下らん事でオレの時間を浪費させるな。貴様らゴミはゴミらしく、オレの目障りにならない所で精々吹き溜まっておけ!」
 海馬の言葉に皆唖然とした。海馬にどれだけ社会的地位があろうとここは学校、少なくとも同じ高校生だ。何より人間としてそこまで一方的に貶められる覚えはない。
「ざけんなよ!」
「何様だ!」
「信じられない…」
「サイテー!」
 責められても海馬は黙々と仕事を続け、その「相手にする気はない」という態度が更に反感を買った。
 海馬の言動はたちまち噂となって、それまであった秘かな人気は飛散した。代わりに恨みや妬み憤りなど、負の感情一切が向けられる事となった。


「……海馬くんがそんな事…」
 遊戯達が屋上から帰ってきた頃には、至る所で事の顛末が語られていた。丁度教室にいたという杏子に、正確な情報を聞かせてもらう。
「凄かったわよー。もしあの場に城之内がいたら、ボッコボコの殴り合いになってたかも」
 いなくて良かったと遊戯は胸をなで下ろす。さすがにそんな状況では誰にも止められない。
「まぁ、これで当分誰も海馬くんに近づかないだろうから、逆に良いんじゃない?」
 杏子は呑気なものだ。
(……ホントにそうかな…?)
 今まで海馬を無視していた者からも、出てくるのは悪口ばかりだ。海馬の自業自得と言えばそれまでだが、割り切って保たれていた教室の中には刺々しい空気が充満している。 
 今や学校全体がそんなムードなのだとしたら――。
(……嫌な感じがするぜ…)
 やがて、遊戯の予感は当たる事になる。


 初めは上履きだった。
 その次は体育のジャージ、体育館シューズ、一応配られていた学校行事のプリントなど、海馬が常に持ち歩くジュラルミンケース以外の物が次々無くなっていった。
 後で出てきても二度と使えない状態であったのは言うまでもない。
 いざ必要な物が無いとなれば誰でも何故無いのか、誰の作為なのか、多少なりとも動揺するものだ。しかし、海馬は「無い物は仕方ない」と、軽く流して悠然としていた。
「気にするのもバカバカしいってか?」
 海馬の態度は周りからやっかまれ、誰が犯人でも有り得るという状況になっていた。
 

 「ゲーム」十四日目の朝。
 妙な不安感で目が覚めた遊戯は、いつもより早いバスに乗っていた。
 登校した遊戯が教室で見た物は、黒板に殴り書きされた海馬への罵詈雑言、誹謗中傷。しかも彼の机と椅子にはマジックで品性下劣な落書きの他に、大きく「死ね」と書かれていた。
(――酷い……)
『相棒、放っておけ。海馬には関わらないと決めたんだぜ?』
 もう一人の遊戯が釘を刺してくる。
 だが、遊戯はもう限界だった。
 物が無くなっていく中、海馬は取るに足らんという態度を崩さなかった。「愚か者に付き合ってやる暇はない」とも言った。
 遊戯は犯人に憤りつつ静観を決めていた。もう一人の遊戯と約策をしたから。何も堪えていない海馬に、そのうち犯人も諦めるだろうと思ったから。
『相棒!』
 彼の声を無視して遊戯は黒板に駆け寄った。急いで背の届く範囲だけでもと消していく。
「何でみんな放っとくんだよ! 海馬くんも悪いけど、こんな事するヤツの方が、サイテーだぜ!」
 大声を出すと不覚にも涙が滲んだ。
 教室にいた者は遊戯の叫びに冷ややかで、視線を合わさない。
 遊戯は次に机の落書きを消しに行く。
 濡らしたぞうきんでゴシゴシ擦ったが一向に消えなかった。
(早く、早く消さなきゃ、海馬くん来ちゃうよー)
 いっそ来なければいいと強く願った。そうすれば「ゲーム」も終わって以前の日常に誰もが戻れるのだから。
「遊戯くん、油性マジックはシンナーかベンジンじゃないと消えないよ。ボクが技術の先生からもらってくるから、その間に遊戯くんは黒板のコレ、全部消しちゃいなよ」
「御伽くん…」
 丁度登校してきた御伽は、何も聞かなくとも見ただけで状況を正確に理解していた。遊戯のために近くの椅子を教壇へ用意してくれる。
「ありがとう。お願いするよ」

 何度か椅子を動かして黒板をキレイに消した頃、御伽が薬品と布を持ってきてくれた。
「良かった、助かったよ。コレならすぐ消せるね」
 布を二枚に破いて液をつける。鼻につんとする匂いで頭がクラッとした。
 大急ぎで拭いていると背後でどよめきが起こった。
 遊戯はまだ早いと振り返る。
「……何をしている、遊戯」
 海馬が憮然とした顔で戸口に立っていた。遊戯の返事を待たず大股で歩いてくる。
「何をしていると聞いたのだ! 答えろ遊戯!」
「何だ何だ?」
 廊下にまで響く海馬の声に驚いて、隣のクラスからも学生が集まってくる。
 御伽は海馬に対抗して自然と声を張り上げていた。
「遊戯くんは君の席の落書きを消してるだけだ。今はもう消し終わってるけど黒板にだって君への文句が書かれてたんだぜ? 遊戯くんはボクが来るまで一人で消してたんだ。君のために」
 フンと海馬は鼻で笑った。
「遊戯、貴様が書いたのか?」
「そんなわけないだろ!」
 冗談ではないと遊戯は怒鳴り返した。
「では何故そんな事をする。そこは確かにオレの席だが、所詮学校の備品だぞ? いくらでも換えがある。貴様には労力の無駄ではないか」
「だって、こんなやり方は卑怯だ! 誰だか知らないけど、海馬くんに文句があるならハッキリ言えばいい!」
 ククク、と海馬は込み上げてくる笑いをこらえ口元を歪めた。
「オレには既に犯人の目星がついている」
 3人を遠巻きにしていた人混みがざわついた。
 遊戯も海馬の言葉に驚いた。
「嘘……。何で分かったの?」
「指紋だ」
「指紋? まさか警察が調べてるの?」
 遊戯の「指紋」「警察」という言葉に、もはや野次馬も大人しくしていない。
「嘘つくな! そんなオオゴトになってたら先公やPTAだって黙ってねーだろ!」
「ジャージ、汚れてドロドロだったって聞いたぜ。そもそも布から指紋なんか取れんのか」
「オレ達から指紋取ってねーじゃん。これから取ろうってんなら、メチャクチャ横暴だぜ! 人権団体が許す訳ねーぜ!」
 語気は荒いが言ってる事は正論だ。
 海馬は文句が落ち着くのを待ち、高圧的に語り出した。
「貴様らはオレが誰だか忘れているようだな。
「世の中、貴様らの信じる正義がいかに役に立たないか、教えてやろうか? オレは貴様ら全員を犯人にする事も可能なのだ!
「城之内程度の度胸もないゴミ共め、悪ふざけも大概にしておくのが身のためだぞ。自分の下らん悪戯で家族親類、路頭に迷うことになっても良いのか?
「それでもオレにケンカを売りたいなら好きにしろ! 然るべき報いを与えてやる!」
 しん、と学生達は黙り込んだ。その多くは家族や親戚がKC関連の仕事に従事している。
 海馬なら権力で圧力をかけ、正当な訴えを揉み消す事が出来る。金で証拠を捏造して、見せしめに制裁を下す事も。
 皆、海馬の立場を今更ではあるが、空恐ろしい気持ちで思い出していた。
「遊戯、ゴミ共に教えてやれ。以前オレが【青眼の白竜】のカードを手に入れる為にした事を」
 急に話を振られて遊戯は戸惑った。
 海馬に向けられていた視線が遊戯に集まる。それは早く話せと言っていた。
 あの日、彼が祖父に語った話の裏付けは取っていないが、海馬ならやりかねないと思った。しかも今、【青眼の白竜】を所持しているのは海馬しかいないのだ。
「……君はあのカードを自分のモノにするために、世界に四枚しかないカードの持ち主から無理矢理奪った…。二人が破産に追い込まれ、一人は自殺した。最後の一人はボクのじいちゃんで、海馬くんは――」
「余分になるじじいのカードを破り捨て、未遂に終わったが殺そうとした。――そうだったな?」
 双六が死にそうになったのは、バーチャルリアリティによる「死の体感」で心臓発作を起こしたからだ。
 海馬に明確な殺意があったのかは分からない。だが、海馬のせいで双六が危険な目にあったのは事実だ。
 遊戯はこくりと頷いた。
 海馬は遊戯の手元に視線を向ける。机と椅子の落書きは消されていた。海馬の熱弁に圧倒されながらも、遊戯の体が「消さなくては」という強い意志で勝手に動いていたからだ。
「――それでもオレと友達になりたい、などと言う貴様はおかしい。何を企んでいる」
「企みだなんて、ボクはただ、あっ!」
 海馬はそれ以上聞きたくないと言わんばかりに、遊戯の胸元を掴み上げる。
「やめなよ海馬くん、遊戯くんは、うわっ!」
 止めに入ろうとした御伽は片手で突き飛ばされた。
「いいか遊戯、オレがこの件で貴様に感謝するとでも思ったら、大間違いだ! 嫌がらせを受けているオレは可哀想だったか? 貴様に哀れまれていたとは随分な屈辱だ! このオレが、貴様ごときに!」
 ぎりぎり絞められた上に遊戯自身の体重が負荷をかけた。
 見る見る遊戯の顔が赤くなる。
「く…るし…っ……や…」
「やめろ! 遊戯くんを殺す気か!」
 御伽が必死に引きはがしにかかかると、海馬は遊戯を御伽に放り出した。
 遊戯の体を抱きかかえ御伽は倒れ込む。
「遊戯くん! 遊戯くん! しっかりして!」
 激しくむせかえり床に這う遊戯を見下ろして、海馬は腹から響く声で嘲笑った。
「…人でなし! これ以上遊戯くんに酷い事しないで!」
 クラスの女子の一人が見かねて非難した。海馬に睨まれて身を竦ませながらも健気に立ち向かう。
 一連の出来事を唖然と見守っていた周りの者も、海馬の暴挙に殺気立った。
「武藤はお前に礼なんか期待してねーよ!」
「デュエルで武藤に負けっ放しだからって、八つ当たりすんな!」
「弱い者虐めは格好悪いぞ! KC社長たる者がよぉ」
 海馬は非難轟々の中、再び遊戯を見下ろした。
「……確かに貴様はオレが認める最強のデュエリストだ。だが、たかがゲームではないか。デュエルに勝利した程度で、オレと同格になったつもりか? 笑わせる…」
 やっと顔を上げた遊戯の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。
 海馬はそんな遊戯を冷笑し、トドメを刺した。
「思い上がるな! オレには「友達」など、必要ない!」



  2  

■御伽くんて最初はW遊戯の事を「遊戯」と呼び捨ててましたが、その後は「くん」付けでしたよね? それともこれはアニメの記憶なのでしょうか? そして何故私は御伽くんに対してだけくん付けで呼んでしまうのか、謎。